退職までの道のり

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最初に部長に退職の意志を伝えたのは、２０１３年４月１１日（木曜日）でした。

今のプロジェクトが終了するので、次のプロジェクトに関する打診の電話があったので、ポロッと、

「実は、会社を辞めようと考えています。」

と言ってしまったのが始まりだ。


とは言え、ずっと以前から辞めたいとは思っていた。

しかし、子供の教育費が必要だったので、会社を辞めるのは長い間、無理だと思っていた。

ところが気が付けば、長女が４月から就職し、次男は高卒ですでに働き出しており、長男もあと１年で卒業だ。

二人分の教育費が不要になり、さらに稼ぎ手として機能し始めたのだ。

これはチャンスだ。

このチャンスを逃してはいけない！


部長にポロッと話したことをきっかけに、退職の話はトントン拍子に進んだ。

４月１６日（火曜日）
部長との面談

４月２６日（金曜日）
退職願いの提出　＆　事業部長との面談

５月から有給休暇の消化で自宅待機開始

５月２９日（水曜日）
人事部長（代理）との面談

部長面談、事業部長面談では、
「有給休暇を全て使用するのは難しい。」
と言われましたが、最終的にはすんなりとこちらの要望を通していただきました。

有給休暇が４０日あったので、全て消化して６月末に退職することになりました。

ボーナスの支給日は６月２８日（金曜日）の予定で、ボーナスも貰える事になりました。

良い会社です。

感謝、感謝です。

ありがとうございました。


あとは、６月後半に、事務手続きの書類が送られてきて、社員証などを会社への返却するだけだ。



ちなみに、退職願の退職理由の欄には、以下の様な文章を書きました。

『２３年間ありがとうございました。

入社当時に生まれた長女は大学を卒業し、今年の四月から無事社会人になりました。

１０年程前からSEとしての自分の能力に限界を感じていたのですが、子供の教育費や家のローンの都合で、収入を減らすわけにはいかず、だましだましやってきました。

営業に変わろうとした事もありましたが、営業にも向いていないようでした。

Android勉強会などに参加して、新たな分野の勉強もしてみましたが、どうも中に入っていけませんでした。

５年ほど前、軽い鬱になり心療内科に何度か通った事があり、そこで「何か楽しい事をしなさい」とのアドバイスをうけました。

それから、篆刻教室やヨガの教室などを点々とし、現在は合気道の道場に通っています。今まで読まなかった種類の本を読んだりしました。

しかしながら、仕事に対する興味は減っていく一方で、SEとしてのスキルも低下していく一方です。

このままでは、会社に迷惑をかけて辞める事になると思われます。

幸い子供も働きだしましたので、これを機に第二の人生を歩もうと思っています。

もう少し会社の為に役に立つ社員になりたかったのですが、どうやら無理なようです。

ＳＥとして過ごした日々は、天狗になっていた私の鼻を折る為に与えられた試練だったのだろうという気がしています。

これから何をするのかはまだ決めていませんが、これからのゆっくりと考えて行こうと思っています。

長い間ありがとうございました。』

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タグ：退職　経過